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色とこころの勉強を通して、わたしが思う「こころ」がテーマのブログ。
「天職」の話
今日テレビで炭焼き職人・山岡トキ子さんの紹介をされていました。

現在86歳で、78歳のとき、「森の名手・名人百人」の炭焼き加工部門
の女性で初めて選ばれたそうです。

25日間かけて、自分の山からチーェンソーで3tの木を切り出し、
それを軽トラックにそれを積んで窯まで持って行き、
窯に入れる長さに切り揃え、すきまができないように窯に並べいれ、
そこから点火して3時間置きに72時間焚き木をくべて、
そしてさらに2日間上昇させ、その後窯が冷めるまで1週間という期間をおき
完成するという、とても体力と根気がいる作業をされているのです。

その山岡さんの作る炭は、切り口が菊の花のように中心から放射状に
割れていて、火をつけたときも煙が出にくく、火も長持ちする上質な炭だそうです。

本当にその出来上がった炭は、菊の花が金太郎あめのようになっていて
美しいと思ってしまいました。

なぜするのかと聞かれ、「炭焼くのが、好きなんよ。」と言われていたのですが、
炭焼きという職業を自分で選び、それを自分がしたいと決めてしたわけではない
山岡さんの過去がありました。

嫁いだ先が、炭焼きをされていて、慣れない中、20キロの俵を背負い
業者に届けるのが、山岡さんがお嫁にきて授けられた仕事でした。
その後3人の子宝に恵まれるのですが、養父が亡くなり、夫が
末の娘さんが0歳の時に亡くなるのです。

松の木か何かに首をくくって死にたいと思ったと話されていましたが、
自分がその立場であったなら、目の前真っ白で、途方にくれるだろうと
思います。

それでも生活をして、子供を育てるために、炭焼きについて無知だった山岡さんは、
町の職人の所に何度も行き、焼き方の技術を習得します。
子育てをしながら、寝る間も惜しんで炭を焼き続けたのです。

全て炭にしたこともあったし、失敗はようした。と言っていましたし、
どんどん電気やガスになり、炭の需要がなくなった時には、
竹炭を使ったインテリアのものや、木酢液を作ったり、
フルーツを炭にして、オブジェとしての消臭剤を作ったり、
10軒あった炭焼き小屋がどんどん閉めていき、職人が辞めても、
自分ひとりになり、炭焼き小屋が一軒になった今でも続けているのです。

生涯現役と言い、100歳になるまでにもう一度きてくださいと
言われていたので、炭焼き職人は山岡さんの「天職」なのでしょう。

「天職」というと、ある日突然啓示を受けたように「これだ!!」と分かり、
その職を探し、またはそれをはじめ、それをするようなイメージがある人も
いるかもしれませんが、きっと本当の「天職」とは与えられるものなのだろうと
思いました。

実際、嫁いだ時には、初めての事ばかりで、しんどいし、あまり好きではなかったように
山岡さんは炭焼きについて話していました。
それが、色んな出来事があり、生活の為や、子供の為とその時の事情はあるのでしょうが、
他の仕事を選択せず、炭焼きという職業をずっとすることになり、
今も現役で、素晴らしい炭を創り上げているというのは、やはり天職だったのだと
思わざるをえません。

自分で何が「天職」かは、やってみないとわからないことも多いのだと思います。
今、就職活動の人たちも多いと思いますが、
自分の志望の会社に受かった人は、「おめでとう」ですし、
受からなかった人も、「おめでとう」なのかもしれないと思うのです。

自分では選り好みして、これは違うと排除していた仕事が、自分の天職かもしれませんし、
その天職である仕事をする、前段階で経験するための仕事が、周りの声にかき消され
あなたの選択視に入っていないことを、志望の会社から断られることで気づくきっかけを
与えられているのかもしれないと思うのです。

また、自分が好きで絶対にしたいと思うようなそんな仕事がある場合は、
少しの障害や、うまくいかなくても、きっとあきらめられない気持ちが強くなるでしょう。
そこで、自分の気持ちを確かめる事ができることもあります。

でも、私自身は、学生時代どうしてもしてみたい!と思った仕事を、無理と言われても、
あきらめずに就職活動して、その職種で入社した会社では、
やってみると違ったと思い3年で辞めてしまいました。

その後、プーをしていた私を見かねた友達が(苦笑)探してきた仕事に
ランチ行こうとだまされ、引っ張っていかれた仕事を10年以上しました。
それは百貨店での販売の仕事で、やっているうちに好きになったのですが、
椎間板ヘルニアになって、立ち仕事がダメになり、できなくなりました。

その後、また友達からのご縁から、講師やカウンセラーの仕事につくのですが、
それも諸事情があり辞めて、今は回りまわって最初学生時代にしたいと思っていた
仕事によく似た仕事をするはめになっています(笑)

自分でしたい=天職の人もいると思いますが、
最初は興味がなくても、縁があったり、なぜかすることになり、
やっていくうちにそれが「天職」になる人の方が多いのではないかと思います。

間口を自分の狭い意識で狭めず、大きく開き、最初は違うとか、イヤだと思っても、
続けているうちに気づけば「天職」になっているのかもしれません。

読んでいただいてありがとうございます。
生かしていただいてありがとうございます。
あなたとの出会いにありがとうございます。



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