FC2ブログ
色とこころの勉強を通して、わたしが思う「こころ」がテーマのブログ。
空海の書の話
先日、NHKで再放送で空海の書についての放送をしていました。
「弘法筆を選ばず」
「弘法にも筆の誤り」
などのことわざがあるように、弘法大師の名筆は有名ですが、
晩年に書かれた文字を見て、感動してしまいました。

20代前半の書は、中国の王羲之(おうぎし)を真似て書いた書で、
きちんと正確であり、カチッときれいに書かれた文字だったのですが、
京都の東寺にある「真言七祖像」に空海が書いた書は、
正に書の域を超えたデザインというか、アートの世界なのです。
この書体は飛白体と言うそうです。



kukai2.jpg

その後に紹介された高野山霊宝館に貯蔵されている「益田池碑銘」は素晴らしいものでした。
これは、空海が52歳の時に、ため池として益田池ができたお祝いの書なのだそうですが、
色々な書体の中で、オリジナルの空海の文字もあり、同じ「也」の一文字でも
それはそれはバラエティ豊かで、同じ文字でも色んな意味があるように、同じ文字でも
これだけ色々な顔があるのだな~と思えるほど、色んな表情の「也」の文字を表していて、
まさに紙の上に空海が森羅万象を表し、宇宙の世界観を写し表した作品というものでした。

kukai3.jpg

kukai4.jpg

やはりこの空海という方は、宗教家としてはもちろんですが、あらゆる分野において
スーパースターであり、天才だったのだろうと思いました。

その頃は日本特有のひらがなはなく、その後出来るそうなのですが、
そのひらがなができる事を予知していたかのような、空海の書も残っていました。

kukai5.jpg

のびやかに流れている線の中に「益田池碑銘」の書と通ずるものがあります。

その番組の中で、空海さんの言葉が紹介されていました。

「書の極意は 心を万物にそそぎ
心にまかせ 万物をかたどること
正しく美しいだけでは 立派な書にはならない
心を込め 四季の景色をかたどり
字の形に万物をかたどる

字はもともと人間の心が 万物に感動して
作り出されたものなのだ」


これは字だけでなく、あらゆる芸術にも通じるものがあるし、
全ての創造・・・クリエイティブな作業の中には必要なものだろうと思いました。

外側がいくら美しくあっても、その中に心がないと、また感動がないと
きっと完成されず、立派なものには決してならないのだと思いました。
全ては万物につながり、その万物の中で自分は生かされているということなのでしょう。

読んでいただいてありがとうございます。
生かしていただいてありがとうございます。
あなたとの出会いにありがとうございます。



ポチっとクリックありがとうございます 
スポンサーサイト



別窓 | アートセラピー | コメント:0 | トラックバック:0 | ∧top | under∨
<<青が好きな人と嫌いな人 | 色とこころとわたしの話 | 緑色が好きな人と嫌いな人の話>>
この記事のコメント
∧top | under∨
コメントの投稿

管理者だけに閲覧
 

この記事のトラックバック
トラックバックURL

∧top | under∨
| 色とこころとわたしの話 |