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色とこころの勉強を通して、わたしが思う「こころ」がテーマのブログ。
緑色の話(part2)
少し古い本になりますが、「国家の品格」という本をご存知ですか?

国家の品格 (新潮新書)国家の品格 (新潮新書)
(2005/11)
藤原 正彦

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この本の中で、天才が出る風土として、その条件を3つ紹介しています。

まず第1条件が「美の存在」です。
美の存在しない土地には天才、特に天才は生まれないというのです。

その例として、天才を輩出するイギリスの田園風景の美しさと、
ケンブリッジ大学やオックスフォード大学の緑の芝生をあげています。

また、高卒の大天才ラマヌジャンの育った田舎町のクンバコナムに触れています。
寒村にとてつもなく豪壮な美しい寺院があり、この町の周辺からは、ノーベル賞授賞した、
天才物理学者のチャンドラセカールや、物理学者のラマンという天才が出ているそうです。

第2条件が「跪く(ひざまずく)心」です。
日本の場合は神仏、インドはヒンドゥーの神々、ニュートンはキリスト教に跪き、
イギリス人は伝統に額ずいているというのです。

第3条件が「精神性を尊ぶ風土」です。
役に立たないことをも尊ぶという風土。文学、芸術、宗教など、直接的に
役に立たないものを重んじ、金銭や世俗的なものを低く見る風土。
先ほどのラマヌジャンはカースト制度の最上層に位置する「バラモン」に属していました。
バラモンは精神性を尊び、お金を低くみるので、カーストのトップでも貧しいものが多く、
ラマヌジャンの家もものすごい貧乏だったのだそうです。

そして、日本の「武士道」を書いています。
「日本人は貧しい事を恥ずかしがらない。武士は町民より貧しいのに尊敬されている」
ザビエルと室町末期に日本に来た時のことを書いているのだそうです。

そして、美しい田園保つことは、美しい情緒がその国に存在する証拠であり、
維新の頃に訪れたほぼ全ての欧米人が「こんな美しい国で一生過ごしたい」
「日本の田園は公園である」などと語ったそうです。

これを読んだ時、情緒の育成には自然や田園風景が必要という事は一理あると思いました。
あの天才のレオナルド・ダ・ヴィンチは村の名士だった公証人の父と、
小作農の娘とみられる母の間に生まれた婚外子で、原因は不明らしいですが
正当な教育を受けず、自然とともに暮らしていたと言われています。

幼少期を過ごした故郷ビンチ村は、フィレンツェから西へ約30キロ。
標高600メートル級のモンタルバーノ山のふもとに位置する、豊かな自然に恵まれた
伊中部の丘陵地にあり、オリーブ畑やブドウ畑などに囲まれた200人ほどの小集落です。

また戦国武将で有名な織田信長、徳川家康、豊臣秀吉も、その当時の日本では田舎者ですし、
維新の立役者の人たちも、薩摩藩、長州藩、土佐藩はその当時、決して都会ではありません。
司馬遼太郎さんの「坂の上の雲」では日露戦争で活躍する秋山好古、秋山真之の兄弟と、
有名な正岡子規を描いていますが、3人の出身の愛媛の松山の自然が描かれています。

やはり森羅万象の自然とともに育った人間には、情緒を育むとともに
真理を見抜く力を備えているような気もするのです。

緑色の説明に入るまでに、すっかり話が横道に反れてしまいましたが、
自然-緑-は私たちにとって、情緒を安定させ、方向性や道に気づかせ、真理に導く
大きな力が宿っているのだと思うのです。

神は目に見える真理を、自然の中に現しているとも思えるのです。

ですから、自然保護は自分達の為でもあるのです。

結局自然の大切さの話になりましたので、また緑色の説明については次回します。

読んでいただいてありがとうございます。
生かしていただいてありがとうございます。
あなたとの出会いにありがとうございます。



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